俳優浅野忠信(45)の長女で女優のSUMIRE(23)が16日、都内で、映画「LAPSE」の初日舞台あいさつに出席した。

同作は「SIN」「失敗人間ヒトシジュニア」「リンデン・バウム・ダンス」の3編で構成される未来を描いたオムニバス映画で、SUMIREは「リンデン-」で初主演を務めた。

「リンデン-」は、人間が人工知能(AI)に医療をゆだねる2038年の大学生ヨウを演じた。AIによる延命治療で10年間寝たきりの祖母との物語に、「自分のプライベートとつながる部分があったので、役としては入りやすかった。自分のおばあちゃんに対する気持ちと重なって、やりやすい映画でした」と話した。

印象的なシーンにボート上での線香花火をあげ、「落ちるタイミングが難しかった。カメラマンさんと2人だけで、何回やったかな」とほほ笑んだ。

「SIN」主演の柳俊太郎(27)は「はまっていた『ブラック・ミラー』に近く、近未来作品は今までになかったので楽しみでした」。「失敗人間ヒトシジュニア」主演の中村ゆりか(21)は「未来という想像の中で期待もあふれていたけど、一方で新しい機能に対して脅威や怖さも感じました」と話した。