女優安藤サクラ(33)がヒロインを務めるNHK連続テレビ小説「まんぷく」(午前8時)の28日に放送された第149話の平均視聴率が20・6%(関東地区)だったことが29日、ビデオリサーチの調べで分かった。最高視聴率は初回の23・8%。

同ドラマは、インスタントラーメンを開発した日清食品創業者の安藤百福(ももふく)仁子(まさこ)夫妻をモデルに、戦前から高度経済成長時代の大阪で懸命に生き抜く夫婦の苦労と成功の「敗者復活の物語」が描かれる。

脚本は大河ドラマ「龍馬伝」や、ヒットドラマの「HERO」「ガリレオ」などを手がけた福田靖氏、チーフ・プロデューサーは、福田氏と「龍馬伝」でもともに仕事をした真鍋斎氏が担当する。

また全編ナレーションを女優芦田愛菜が務め、DREAMS COME TRUEが朝ドラで初めて2度目(1992年放送の「ひらり」の「晴れたらいいね」以来で26年ぶり)の主題歌を担当する。

あらすじは、病み上がりの鈴(松坂慶子)が、咲(内田有紀)の夢を見て「生前葬を挙げたい。生きているうちにみんなに『ありがとう』と言いたいのよ」と言い出す。そして本当に生前葬を執り行う。「いつ死んでもおかしくない。でも、それではあいさつができないのです」と語る。鈴は実際にひつぎに入り、世良(桐谷健太)らが弔辞を読む。福子(安藤サクラ)は、萬平(長谷川博己)との結婚を許してくれたことなどに感謝する。その言葉に、鈴は涙を流す。