フジテレビの平成最後となる定例会見が19日、東京・台場の同局で行われた。 今月1日から始まった、元同局のカトパンことフリーアナウンサー加藤綾子(33)が、キャスターを務める報道番組「Live News it!」(月~金曜午後4時50分)について、宮内社長は「まだまだ、満足行く結果とはなってない。だが、加藤綾子キャスターの存在感に親しみが持てる。今後の可能性に期待している」。視聴率は上がっていないが「帯番組で結果が出るまでに時間がかかる。長い目で見ていきたい」と話した。

報道担当の岸本一朗専務は「帯番組は時間がかかる。前の番組とカラーも違う。千里の道も一歩からということではなくて、十里の道も一歩からということで着々として進めて行きたい」。加藤の放送キャスターとしての資質については「全然、問題ない。そのうち数字もついてくると思います」と話した。

加藤にとって本格的な報道番組キャスターは初体験。番組開始前に「キャスターとして、こうでなければいけない、ということはなく。今までの延長線。バラエティーとか情報番組をやらせていただいて、そこからプラスアルファのものが報道キャスター。自分の意見とか芯というものは、その場の流れがどうあっても、一本通ってなくてはいけないと思っています。笑顔で逃げるということは、なくさなくちゃいけない。自立したものがないといけないという覚悟」と話していた。