脳科学者の茂木健一郎氏(56)が、女性に対する暴行容疑で逮捕された男女6人グループAAAのリーダー浦田直也容疑者(36)の“恥ずかしさ”について私見を述べた。

茂木氏は21日更新のツイッターで「AAAのメンバーが、コンビニで自分のことを知らないのかと腹を立てて平手打ちをしてしまったのだという」と事件に言及。「酔っていたりしたのだと思うが、そもそも、どんな『メジャー』なグループ、アーティストでも、みんなが知っている時代ではなくなっている」とした。

続けて「紅白歌合戦に出た歌手やグループを、そのとき初めて知る、という人は実際に増えてきているし、AAAも、このニュース報道でその存在自体を初めて知ったという人も多いはずだ。自分の普段いる部分社会の中に浸っていると、それが、社会全体から見れば『クラスター』の1つに過ぎないと気づかない」と指摘。「今回の事件は、関係のない女性を平手うちするということで恥ずかしいけれども、もっと恥ずかしいのは、この世にメジャーというものがあって、そのメジャーは皆が知っているはずだという思い込みのほうからもしれない。自分はクラスターの1つに過ぎないという謙虚なアーティストの方が現代的だ」と持論を展開した。