俳優窪田正孝(30)主演のフジテレビ系連続ドラマ「ラジエーションハウス~放射線科の診断レポート~」(月曜午後9時)の13日放送の第6話の視聴率が13・2%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と14日、分かった。前回の10・8%から2・4ポイントもジャンプアップして、これまでの最高を記録した。

初回から12・7、12・3、11・5、9・1、10・8%だった。

窪田が演じる五十嵐唯織(いがらし・いおり)は、写真には必ず“真実”が写ると信じている診療放射線技師。アメリカで最も権威ある放射線科医から認められた後に帰国して、本田翼(26)が演じるヒロインの甘春杏(あまかす・あん)が放射線科医として勤務する甘春総合病院で働き始める。杏は、甘春総合病院の前院長の娘。父が愛した病院を守りたいと思っている。患者を常に助けたいと思っているが、病院側の人間として、患者よりも病院のルールや効率を優先してしまうこともある。医師免許を持たない放射技師を見下していた杏だが、唯織との出会いで変わっていく。

第6話で、診察部長兼放射線科長の鏑木安富(浅野和之)は、院長の大森渚(和久井映見)に会い、放射線技師の役割を超えた唯織(窪田)の行為は医師法に抵触する可能性があり、憂慮すべき事態だと告げる。渚は、唯織は技師としての所見を述べているにすぎないと返す。問題が起きた場合は渚が責任を取るという言質を得た鏑木は、唯織の同僚の放射線技師・軒下吾郎(浜野謙太)に接触し、唯織の行動を監視するよう命じる。

そんな折、公園で遊んでいて手すりから落下し、腹部を強打した女の子・沙里が救急搬送されてくる。腹部CTの依頼を受ける放射線技師長の小野寺俊夫(遠藤憲一)や黒羽たまき(山口紗弥加)たちラジエーションハウスの面々。CT画像を見た杏(本田)は、脾臓(ひぞう)の出血を確認し、将来、傷口が目立たなくて済むように画像診断装置で患者の体の中を透かして見ながら治療を行うIVR<画像下治療>による止血を提案する。広瀬裕乃(広瀬アリス)たちも沙里への負担が少ないIVRを期待していた。ところが鏑木は、IVRではなく開腹手術をするよう命じる。