俳優清水尋也(19)が25日、東京・新宿バルト9で、池田エライザ主演の映画「貞子」(中田秀夫監督)の公開御礼舞台あいさつに出席した。

98年公開のホラー映画「リング」シリーズの最新作。ある動画投稿をきっかけに広がる恐怖の連鎖を描く。中田監督が14年ぶりにシリーズの監督を務める。

主演の池田は風疹のため舞台あいさつを欠席した。弟役を演じた清水は、池田の等身大パネルを抱えて登壇し「この日を迎えられてホッとしています。姉ちゃんの分も頑張ります」とあいさつ。共演の桐山漣(34)は「僕もパネルになったことがあるので、パネルになった人の気持ちは分かります」と話し笑わせた。

清水は日本で最も知られるホラー最新作への出演に「あの『リングに?』って真っ先に思いました。人生って何が起きるか分からない」と感慨深げ。桐山は15年公開のホラー作「呪怨 ザ・ファイナル」にも出演しており「日本の2大ホラーに出させていただいている。なかなか両方制覇できることはないんじゃないかと。ありがたく思っています」と笑った。

佐藤仁美(39)は貞子の呪いを生き抜いた役として「リング」に出演。今作に同役で出演しており「20年ぶりに同じ役なんて、2度とない。役者として光栄です」と話した。一方で、ブラウン管テレビから貞子が抜け出す有名シーンについては「今はテレビが薄いけど、どうやって出てくるんだろうと思ってました」と監督をチラリ。中田監督は「絶対突っ込まれると思っていた」と苦笑いだったが、「『リング2』の時から薄型。この問題をずっと我々は抱えていた。20年間なかなか解けない」とまじめな表情で語り、会場の笑いを誘った。