米人気歌手アリアナ・グランデ(25)が12日、元恋人で昨年、急死したラップ歌手マック・ミラーの故郷ピッツバーグ公演での演奏中に、何度も泣き崩れたという。ファンのツイッターでの投稿などによると、公演開始前、会場のスピーカーからはミラーの追悼としてヒット曲が流れたという。

米USウイークリー誌電子版によると、グランデはコンサート開始当初から感情的な様子で、ミラーとの関係の終わりについての曲とうわさのある「Raindrops  (An  Angel  Cried)」によるオープニング演奏中に泣きだし、最後まで歌うことができなかったらしい。

公演の最後の方でも、「Thank U, Next」を歌っている最中にのどをつまらせ、客席のファンらが歌詞を合唱する中、ようやく姿勢を保ち直す一幕もあったようだ。

グランデは2016年夏から2018年春までミラーと交際していたが、ミラーとの破局後すぐに、ピート・デビッドソンと交際をスタート。2018年6月に婚約した。しかし、グランデはその1カ月後、婚約を解消している。

ミラーは同年9月、薬物の過剰摂取による事故で、26歳で急死。死亡当時、体内に鎮痛剤フェンタニール、コカイン、アルコールなどが発見された。(ニューヨーク=鹿目直子)