6月22日に4歳上の一般女性と結婚した俳優古川雄輝(31)が31日、主演舞台「神の子どもたちはみな踊る after the quake」(村上春樹原作)初日のプレスコール(メディア公開)を行い、初共演の松井玲奈(28)とともに取材に応じた。
古川は夫人が妊娠中で今秋出産予定。パパになることもあり「結婚もしましたので、身を引き締めてこの舞台、頑張りたいと思っております」と意欲を見せた。演じる淳平は自己表現が苦手な内気な作家。古川は「少し近いかも。人とのコミュニケーションの取り方とか、苦手な方ではある。僕は帰国子女で、日本に帰ってきた時に日本人とのコミュニケーションの取り方を忘れていて、その時期に人とどう接したらいいだろう、という部分もあったりしたので、淳平と似ているかな」と、悩んだ過去を重ね合わせた。
古川にとって3年半ぶりの舞台。「感覚的に忘れていることが、舞台ではこういう表現をしていいんだとか、そういう新たな発見がある」と話し、観客には「演出家の倉持(裕)さんも、答えがない、見た方が考えるものと思っているので、僕からこう感じ取って欲しいとは言えなくて。村上さんの原作はとらえ方がいろいろある」と解釈を預けた。
小説出版の経験もある松井は、村上作品の魅力について「おこがましい」と謙遜しつつ「村上さんの作品は3という数字が大切と聞いていて、3人の関係性がキーポイントになっていて…」と説明を始めたが、難解な作品ということもあり「何か全然…ちゃんとしゃべれなかった、ごめんなさい。今の忘れて下さい」と一時中断し苦笑い。「村上さんスゴイな、って」とザックリした感想に切り替え笑いを呼んだ。その後、松井は「小説を読んでも難しくて。読む側に余白を与えてくれている。それがいいことだな、この作品を読んでいて楽しいところだなと思いました」とあらためて説明。「さっきのは全部消して下さい」と笑った。
川口覚、木場勝己、子役のWキャストで横溝菜帆と竹内咲帆も出演。東京公演は31日から8月16日まで。東海、神戸でも公演する。



