吉本興業に所属するロンドンブーツ1号2号田村淳(45)が3日、文化放送「ロンドンブーツ1号2号 田村淳のNewsCLUB」(土曜午後1時)で、会社側と自身のギャラの配分について話した。前週7月27日の放送で、同番組のギャラの配分を公表すると発表していた。

淳は「契約書を僕と吉本が交わした場合に『口外しない』という項目があるかも知れない(笑い)。その場合は『64』とか書いてあるキャップを被る。文化放送のこの番組のリスナーにだけ発表したい。数字を書いたキャップを作って、発売するから」と話した。

吉本興業は、放送局などから支払われるギャラの金額、配分などを芸人に伝えていない。淳は文化放送側から、吉本に払われるギャラの金額を聞いて、そこから配分を算出するとしていた。

淳は、1日に開いたキャラクターをマネジメントする「株式会社がちキャラ」の設立会見について説明。「いろいろ会社を設立してきましたが、4つめくらいかな。着ぐるみのキャラクターをがちで応援する会社をつくりました。行政とかが主催しているイベントに営業をして、キャラクターと結びつけます」と話した。

思いついたきっかけは「ふなっしー」などの人気者を生んだ「ゆるキャラグランプリ」が来年で終了することだった。「終了することで、あの子たちがさまよい出すな、と」と笑った。

そして「問題起こさないですからね、キャラクターは。不倫もしないし(笑い)。もし、中のスーツアクターが不倫をしたとしても、タレントさんを使うよりリスクは減る」と話した。

反社会的勢力への闇営業に端を発した吉本興業の騒動は、芸人の待遇改善の要求にまで発展。同22日に記者会見を行った、岡本昭彦吉本興業社長(52)は、ギャラの配分について「ざっくりした平均値で5対5か、6対4です」と説明していたが、所属芸人から疑問視する声が上がっていた。

淳は、1日の会見で、謹慎処分中の相方の田村亮(47)や、契約解消された雨上がり決死隊宮迫博之(49)について言及して「僕はロンドンブーツ1号2号を守りたい」と発言した。また、謹慎処分中の後輩芸人たちの早期復帰への道筋をつけることを、吉本興業に要望していた。

その際、ギャラの配分について質問を受けると、「それは文化放送のリスナーに向けてだけ」と応えていた。