唐沢寿明(56)主演の日本テレビ系ドラマ「ボイス 110緊急指令室」(土曜午後10時)で、10日放送の第5話の平均視聴率が11・9%(関東地区)だったことが13日、ビデオリサーチの調べで分かった。

第1話は12・6%、2話は8・4%、第3話は10・7%、第4話は9・3%で、2話ぶりに2ケタに乗せた。

唐沢演じる、妻を殺された神奈川県警港東署の元強行犯一係刑事で、緊急指令室のECU(Emergency Call Unit)リーダーの樋口彰吾と、真木よう子(36)演じる緊急指令室室長で、人間離れした聴力を持つボイスプロファイラー橘ひかりが、凶悪犯に立ち向かうタイムリミットサスペンス。樋口を兄貴としたう刑事、石川透をNEWS増田貴久、樋口同期の強行犯一係係長、沖原隆志を木村祐一、樋口行きつけの居酒屋店主、森下志津をYOU、港東署署長を小市慢太郎が演じる。

第5話では、妹の葵(矢作穂香)を救われた森下栞(石橋菜津美)がECUに配属となる。樋口とひかりは新田(森永悠希)らの殺害に沖原が関わっていると疑い、透に沖原の行動を監視させる。

そのころECUには、6歳の男児・歩(正垣湊都)から、母親の一ノ瀬奈央(ソニン)に腹部を刺されたというの緊急通報が入る。歩は洗濯機に隠れ、携帯電話で助けを求めていた。歩の証言で、他に子どもが2人が行方不明になっている可能性も浮上する。

樋口らは、住民から、ゴミ捨て場に血のついたTシャツがあった家を聞く。だがその部屋は現場ではなかった。

奈央は歩を見つけてしまう。だが、ひかりは風鈴の音で部屋を判別。樋口が向かうまでに、ひかりは奈央も虐待を受けていたことを見抜き、歩を保護する説得に成功する。その時、何者かが部屋に侵入し、電話は切られてしまった。

容疑は39歳の夫の悟にかかる。ただ、ひかりは入ってきた人間の足音から60歳前後の歩幅の小さい男性と推定。悟と別人と考える。ひかりは虐待の話から、奈央の義理の父、荒木信二(諏訪太朗)と疑う。樋口はマンション管理人を務める荒木と会うと、奈央の部屋にあった風鈴を作った後、空き部屋の503号室の鍵を使った形跡などから犯人と推定。

荒木に子どもを隠せそうな機械室に案内してもらう樋口。荒木から勧められた麦茶には筋弛緩(しかん)剤が入れられていたが、飲んだフリ、症状が出たフリをして、荒木の自白を得る。

荒木を逮捕し、無事に503号室から歩も保護。その時、樋口の情報源のハヤミミから連絡が入る。新田の殺害現場でひかりが聞いたあごから音のする男は、不動産会社・大黒エステート社長(手塚とおる)と聞く。樋口はその情報源に会いに行くが、そこで何ものかの集団に待ち伏せされ、襲撃されてしまう、という内容だった。