女優杏(33)が4年ぶりに主演する日本テレビ系連続ドラマ「偽装不倫」(水曜午後10時)の21日放送の第7話の平均視聴率が11・3%(関東地区)だったことが22日、ビデオリサーチの調べで分かった。

第1話の平均視聴率は10・1%、第2話は11・2%、第3話は9・0%、第4話は9・8%、第5話は9・4%、第6話は9・3%だった。

杏演じる32歳の独身女性、濱鐘子が、婚活に別れを告げる旅行の機内で年下のイケメン伴野丈(宮沢氷魚)と出会い、思わず既婚と偽ったことから“偽装不倫”の恋に落ちるストーリー。鐘子の姉吉沢葉子を仲間由紀恵、その夫賢治を谷原章介、葉子と不倫関係になる年下の八神風太を瀬戸利樹が演じる。

第7話で、賢治との旅行をドタキャンし、不倫の疑惑をかけられた葉子。丈の自宅で指輪をもらっていた鐘子は葉子の頼みをしぶしぶ受け入れ一緒に帰宅。帰宅後、葉子は、鐘子が不倫してメンタルをやられているとウソを重ね、賢治の追及をかわす。

賢治は後日、鐘子の会社を訪ね、探りを入れる。うまくごまかした鐘子だったが、そこに風太の姿が。賢治は風太の声を聞き、以前に葉子の電話から聞こえた声と似ていることから疑惑を強める。

丈は主治医の一ノ瀬(眞島秀和)に、鐘子との関係を告白。丈は脳腫瘍で死が迫る中、相手に帰る場所がある不倫を選んだはずが、本当に鐘子に恋してしまったと告げた。

葉子は鐘子に、自分が賢治のライフプランに乗っているだけ、と愚痴る。葉子は「ウソの結婚生活と、本気の不倫を続ける」覚悟を示すと、鐘子も思わず涙し、姉に同情する。

丈は脳腫瘍の症状が再発。鐘子に本気で恋したことを悩み、渡した指輪のこと、好きと言ったことを忘れるよう、鐘子に連絡する。一方、丈の異変に気付いた姉の灯里(MEGUMI)は一ノ瀬を訪ね、病気について聞く。

忘れて、との連絡にショックを受けた鐘子だが、葉子から「彼とちゃんと向き合って、本当の幸せを手にいれて」とエールを送られる。鐘子は自分が独身である連絡を送信するかためらっていたが、親友の山田まさ子(田中道子)に肩をたたかれた瞬間、送信してしまい、丈に既読されてしまう、という内容だった。