歌手森口博子(51)が1日、東京・有楽町のヒューリックホール東京で「森口博子ライブツアー2019~おかげSummer・おつかれSummer~」と銘打ったライブを開催した。

先月17日の地元・福岡から、同25日の名古屋、同26日の大阪、そしてこの日と、全国4カ所で開催された夏のライブツアーのファイナル。

満員の900人のファンに迎えられた森口は「東京、帰ってきました~! 今日もなんと完売、ソールドアウトです。うれしいですねえ。故郷・福岡からスタートして、ガンダムの故郷・名古屋、そして大阪、最後は東京と帰って来ました。このライブのコンセプトは『夏の疲れを全部置いていく』。何故ならば、おかげさま、おつかれさまだから…皆さん、最後まで解毒してくださ~い。覚悟はいいですか、覚悟はいいですか。最後まで楽しんでいってください」と笑顔であいさつ。

32年ぶりに森口と「機動戦士Zガンダム」のコラボレーションが復活して、昨年2月14日に発売したシングル「鳥籠の少年」など全18曲を熱唱。森口は「今年はあるテーマを決めました。この夏は皆さんにいろんな心の鍵を開けて開放してほしいということで、今回はセクシーな昭和の楽曲特集、言ってみるならば“ハレンチ楽曲”を考えてみました」と説明しながら青江三奈の「伊勢佐木町ブルース」、山口百恵の「イミテイション・ゴールド」、サザンオールスターズの「エロティカ・セブン」などを披露。途中、あこがれの松田聖子の「あなたに逢いたくて~Missing You~」をものまねするなど、楽しいトークで盛り上げた。

先月7日に発売したニューアルバム「GUNDAM SONG COVERS」はオリコン・アルバムウイークリーチャート3位と、28年2カ月ぶりにトップテン入り。その中から、自身のデビュー曲で、今回はバイオリニスト寺井尚子とコラボした「水の星へ愛をこめて」や「ETERNAL WIND~ほほえみは光る風の中~」(「機動戦士ガンダムF91」主題歌)を歌った。アンコールでは93年のヒット曲「ホイッスル」で、大きな歓声と拍手を浴びた。

「GUNDAM SONG COVERS」は、「機動戦士ガンダム」放送開始から40周年を迎えたのを記念してリリース。昨年NHKで放送された「発表!全ガンダム大投票」内の「ガンダムソングス・ランキング」で、全361曲のガンダムソングの中から「国民が選んだガンダムソングベスト10」を森口が全曲カバー&セルフカバーし、ニューアルバムとしてリリース、話題を呼んでいる。

そして、森口は「『機動戦士ガンダムSEED』でなじみの挿入歌『暁の車』を私がカバーし、今日の深夜0時からAmazon Musicで独占先行ストリーミング配信が始まりますので、ぜひ聞いてください」と発表した。