大ヒット公開中の映画「ワンスアポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」での演技が絶賛されている米俳優ブラッド・ピット(55)が、ニューヨーク・タイムズ紙のインタビューで改めて俳優業から後退する意向を示した。

今年7月にも豪GQ誌のインタビューで「役者は若者のゲーム」と語って俳優引退を示唆していたピットは、「今後は映画への出演機会は減っていくし、遠ざかっていく」と語り、プロデュース業など裏方の仕事にシフトしていく考えを改めて示した。

「他にやりたいことがあるから」と語るピットは、今後は長年にわたって興味を持っている彫刻と造園など趣味にも多くの時間を使うことになると同紙は伝えている。宇宙飛行士を演じたSF映画「アド・アストラ」の公開を20日に控えているが、その後はスクリーンで姿を見る機会は減りそうだ。

(ロサンゼルス=千歳香奈子通信員)