俳優中村倫也(32)が、主演映画「水曜日が消えた」(吉野耕平監督、来年公開)で“1人7役”を演じることが3日、分かった。

1人の人間の内側で、曜日ごとに入れ替わる「僕」が主人公。各曜日の中で最も地味でつまらない火曜日の僕、の視点で描かれる。

撮影は5月下旬から福島県いわき市で行われた。中村は「完成した画(え)が予想できない脚本でした。自分が7役演じることも『やっかいだなあ~』と(笑い)。だからこそ、あまり類を見ない邦画になる期待感を抱きました」と、難役への率直な感想を語った。撮影を終え「ザラっとしたじんわり温かい手触りを残せる作品になっていると思います。ご期待ください」と自信を見せている。

吉野監督のオリジナル作品で、同監督にとって長編映画デビュー。監督、脚本、VFXを担当した。これまで数多くのCM、MVを手掛け、映画「君の名は。」にCGクリエーターとして参加した。