2大ハリウッドスター、シルベスター・スタローンとリチャード・ギアが故ダイアナ妃を巡り、恋の火花を散らした過去が明らかになった。ニューヨーク・ポスト紙によると、英歌手エルトン・ジョンが自伝「Me」の中で、当時の状況を詳細に明かしているという。

ジョンが自伝の中で暴露したところによると、英国の自宅でディナー・パーティーを開いた際、スタローンは、ギアとダイアナ妃が親密になったことに嫉妬の炎を燃やしていたという。

ジョンは、「リチャード・ギアとダイアナ妃はすぐに意気投合し、互いに熱心な様子だった。2人で暖炉の前に座り、会話に夢中になっていた」と書いている。当時、ダイアナ妃はチャールズ皇太子と別居中で、ギアは当時の妻シンディ・クロフォードと破局していた。

ジョンによると、スタローンとギアが廊下で、今にも殴り合いが始まりそうな勢いでにらみ合っている姿を、ジョンの夫デビッド・ファニッシュ氏が目撃したという。

ギアはその後もダイアナ妃とラブラブ・ムードで、怒り狂ったスタローンは、「あのクソ王子様野郎が来ると知ってたら、オレはここに来なかった。彼女をオレのものにできたはずなのに!」と言い捨て、去って行ったという。

一方、当のダイアナ妃本人は、2人の争いに全く動じる気配もなかったようだ。ジョンは、「彼女は気がつかなかったのか、あるいは、こんな状況に慣れていたのかも」と書いているという。ジョンが、波瀾(はらん)万丈の半生についてあますことなく暴露しているという自伝は、15日に発売となる。(ニューヨーク=鹿目直子)