俳優ディーン・フジオカ(39)主演のフジテレビ系連続ドラマ「シャーロック」(月曜午後9時)の第3話が21日、放送される。

アーサー・コナン・ドイルの「シャーロック・ホームズ」シリーズが原作。ディーンは犯罪捜査専門のコンサルタント誉獅子雄(ほまれ・ししお)役。バディを組む精神科医・若宮潤一を岩田剛典(30)、警視長捜査一課の警部・江藤礼二を佐々木蔵之介(51)が演じる。

世界一有名な探偵であるシャーロック・ホームズをモチーフにした役柄を演じるフジオカは「いろいろアイコニックな(特徴的な)パーツを用意しています。着ているもの、帽子、バイオリン、ボクシング、口調、しぐさなど。それを緻密に取捨選択して、やっている感じです。現場では西谷(弘)監督とテークを重ねるごとに、これは可能性があるんじゃないかというものをトライさせてもらった。あとは監督から『これをやってほしい』と言われてトライして『これはあのバージョンに似すぎているから止めよう』みたいな感じですね。それをやり過ぎると、消去法で残っているものが少なくなっちゃって。で、離れすぎると、奇をてらいすぎて『それって、ありじゃなくない!?』ってなってしまう。そのバランスがすごく緻密。緻密すぎて、自分でも、なぜさっきのが駄目で、今のがOKなのかと思うときがある。監督の中で、細かい選定基準があるんです」と話している。

第3話では、誉獅子雄(フジオカ)と若宮潤一(岩田)のバディは空き家での身元不明の殺人事件の捜査に挑む。渋谷の一等地にある空き家で、身元不明の高齢男性の死体が発見された。そこは5年前に巨額の地面師詐欺の舞台になった邸宅。事件後、詐欺被害にあった建設会社の社長がその邸宅内で自殺し、いわく付き物件として空き家のままになっていた。

捜査一課の江藤礼二(佐々木)に捜査依頼を受けた獅子雄は、その遺体があった場所を検分。すると、遺体の手元に3本の木の枝があることに気づく。江藤は壁にあるリースの枝が落ちただけだと言うが、獅子雄は枝の折れた断面が新しいことを指摘する。その後、死体の身元が5年前の地面師詐欺グループの1人だったことが判明。そこに、捜査二課の市川利枝子(伊藤歩)が現れる。