高畑充希(27)主演の日本テレビ系連続ドラマ「同期のサクラ」(水曜午後10時)の30日放送の第4話の平均視聴率が、11・5%(関東地区)だったことが31日、ビデオリサーチの調べで分かった。

第1話は8・1%、第2話は9・5%、第3話は日本シリーズで55分繰り下げとなり9・3%だった。今回、ついに2桁に乗せた格好だ。

高畑演じるサクラこと北野桜が、大手ゼネコン花村建設に入社し、故郷の離島に橋を架ける夢に向かっていくストーリー。周囲に忖度せずマイペースなサクラと同期で入社した月村百合を橋本愛、木島葵を新田真剣佑、清水菊夫を竜星涼、土井蓮太郎を岡山天音が演じる。人事部の火野すみれを相武紗季、人事部長の黒川森雄を椎名桔平が演じる。物語は09年から1話1年、10話で10年が描かれる。脚本の遊川和彦氏を始めスタッフは、同じ高畑主演で高視聴率を記録した同局17年ドラマ「過保護のカホコ」チームが制作している。

第4話の舞台はサクラの入社4年目。サクラの夢でもある故郷の離島、美咲島に架ける橋は、前年の震災で着工延期となっていた。社史編さん室に異動となっていたサクラは1年ぶりに人事部に戻り社員のストレスチェックを担当する。

同期たちの元へストレスチェックに訪れたサクラは、設計部の蓮太郎が1級建築士の試験に落ちたことを周囲にイジられ、社内コンペの準備で追い詰められている状況を見て心配する。

蓮太郎からストレスチェックのアンケートを回収しに行ったサクラ。蓮太郎は社内コンペの準備を理由に応じないが、そのコンペが時間変更されているのを知らされていなかった。蓮太郎とサクラは、上司らがわざと時間変更を伝えていなかったという会話を立ち聞き。蓮太郎は怒りでカッターを手に取り、止めに入ったサクラは手から出血。蓮太郎は逃げだし、そこから無断欠勤をしてしまう。

サクラは蓮太郎の自宅のを訪問。そこで蓮太郎が投げ捨てたコンペの企画を見る。人事部に戻ると黒川から、蓮太郎にクビが迫っていることを告げられる。サクラは同期とともに蓮太郎の家を再訪するが。それでも出社に応じなかった。

サクラは設計部の上司に、蓮太郎の企画を見せる。その企画にあった欠点は同期たちのアイデアで改善されていた。連絡を受けてかけつけた蓮太郎は上司に謝り「いつか同期のサクラに認めてもらうものを作る」と夢を告白。サクラに感謝し、出社を再開した。

だがサクラにはその後、夢であった橋の着工が、震災により無期延期、つまり中止になったことが黒川から告げられる、という内容だった。