テレビ東京の定例社長会見が31日、東京・六本木の同局で行われ、小孫茂社長(67)が出席した。

同局は、講談社が20年春に東京・池袋で開業するライブエンターテインメントビルにパートナー企業として参加し、ライブ事業に本格参入する。

小孫社長は「当社にはアニメ、2・5次元、ドラマもあります。念願していたほぼ常設に近いホールを確保して、3月にオープンしたいと思っています」と話した。

同ビルは、シアターやライブスペースなど4つのホールを備え、物販エリアやコラボカフェなどで構成。アーティスト、俳優、声優、ユーチューバーなど新しい才能を発信していく。

この日の会見で小孫社長は、広告収入の落ち込みを主因に中間決算で減収減益となったことを報告。一方で、アニメ事業を主軸とする放送外収入は前年比11%と好調だった。広告収入に依存する構造からの脱却を目指しており、「マイナスの面もプラスの面も見え、弱点がはっきりと見えた」と上半期を総括。「見つかった課題を、下半期に修正していく」と意気込みを語った。