闇営業問題で今年7月に吉本興業から契約解消された雨上がり決死隊・宮迫博之(49)のために、明石家さんま(64)が呼び掛けた激励会「みんなで一緒にオフホワイトからブラックに、そして白紙に戻った男を囲む会」が、21日夜に都内のホテルで開催された。

厳重な警備体制の中、さんまが招待状を送った、テレビ各局の制作幹部、お笑い関係者らが集まった。

さんまが宮迫の再出発に向けて後押しする会が行われた。この日、会場となった都内のホテルは厳重な警備体制がしかれ、ピリピリとした雰囲気。そこへ午後5時半頃に、さんまが自ら車を運転して登場。待ちかまえた取材陣に「駐車場どこ?」と呼び掛けて空気を和らげた。

その後、さんまが招待状を送った、テレビ各局の制作幹部やお笑い関係者が続々と会場入り。午後7時から始まった会は、午後9時すぎにはいったんお開き。白いジャケット姿の宮迫は、宴会場の外のエレベーター前で出席者を見送った。雨上がり決死隊がMCを務めていたテレビ朝日「アメトーーク!」を担当する加地倫三プロデューサーの姿も見られたが、取材陣の問い掛けに無言で会場を後にした。

さんまは自身の個人事務所「オフィス事務所」で、宮迫を受け入れることを表明。先月12日の毎日放送系ラジオ「ヤングタウン土曜日」では、宮迫に「お前、これからも笑わせたいのか?」と質問して、「笑わせたいです」と答えが返ってきたことを明かしていた。

今後は、来年1月10日に東京・渋谷のBunkamuraシアターコクーンで開幕する、さんま主演の舞台「七転抜刀!戸塚宿」が、宮迫の復帰初仕事となる予定。その後はYouTubeのチャンネルを開設して、ユーチューバーとしてお笑いを発信する計画も持ち上がっている。

宮迫は6月7日発売の雑誌「FRIDAY」で、特殊詐欺グループのパーティーに、所属の吉本興業を通さない闇営業で出席したことが発覚。当初はギャラの受け取りを否定していたが、100万円を受け取っていたことを告白。謝罪会見を開きたいと申し入れたが、吉本興業に拒否されて7月19日に契約解消。同20日にロンドンブーツ1号2号の田村亮(47)とともに会見して引退を否定、お笑い芸人としての復帰を目指すと話していた。