NHK木田幸紀放送総局長が13日、都内で定例会見を行い、視聴率が下降傾向にある大河ドラマ「麒麟がくる」について「不安材料は全然持ち合わせていない」と語った。

初回は平均視聴率19・1%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)でスタートしたものの、2話は17・9%、3話は16・1%、4話は13・5%と徐々に下降。すでに5・6%に及ぶダウンとなっている。

木田氏は「4話に関しては、裏番組(四大陸フィギュアスケート選手権など)の影響もあり、リアルタイム視聴率が下がったが、BSプレミアム、タイムシフト、NOD(NHKオンデマンド)の数字は高いところで安定している」とした。

今後について「信長など歴史上の大物たちによるご存じのストーリーと、その時光秀が何をしていたのかというフィクションという、史実とフィクションの醍醐味(だいごみ)をしっかり味わっていただける」と自信をみせた。