テレビ朝日は13日、4月からの「報道ステーション」(月~金曜午後9時54分)のコメンテーター交代を発表した。

現在、月~木曜に出演している後藤謙次氏に代わり、月・火曜は共同通信社の太田昌克氏、水・木曜は朝日新聞社の梶原みずほ氏が出演する。後藤氏は今後も政治コメンテーターとして不定期出演するという。

後藤氏は「昨年、満70歳になったのを機に自らの引き際を考えるようになりました。そうした中で昨年末から長期間にわたり、番組を休むことになり、報道ステーションの『卒業』を決断しました。新聞、雑誌の連載もあり、少しペースダウンしてジャーナリストとしての発信を続けていきたいと思います。日曜日午後放送のテレビ朝日『サンデーステーション』には引き続き出演させていただきます」と同局を通じてコメントを発表した。

また、新たに出演する太田氏は「記者生活を始めた広島支局時代から核問題を追いながら、日本とアメリカで政治や外交を見詰めてきました。微力ですが、全身全霊をかけて、視聴者の皆さまのお心と触れ合う仕事をして参りたいと思います」。梶原氏は「私が暮らしたハワイには『言葉には命があり、闇がある』という先住民に伝わる格言があります。言葉のもつ計り知れない力を意味しています。世界でいま起きている複雑な事象の背景を、丁寧な言葉で紡いでいきたいと思います」とそれぞれ意気込みを示した。

なお、金曜日は引き続き野村修也氏が出演する。