日本テレビは16日、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、6日から2週間の安全確保が難しいと判断されるバラエティー番組、ドラマなどの制作を休止期間を当面の間、継続することを発表した。

新型コロナウイルス感染爆発の重大局面が続く中、スタッフや出演者の感染予防を優先する決定を下した。

番組制作について「『新型コロナウイルス対策本部』」が全社的に行っている検温などの健康管理徹底、感染防止の備品調達、リモートワーク強化等に加え、「『番組安全対策チーム』が『密閉、密集、密接』を回避した制作現場の環境改善、『安全チェックシート』運用による安心できる制作体制の強化に努めており、一部の番組では通常とは異なる体制で安全確保の上、収録を行っています」と対策を説明。

報道・スポーツ・情報番組の制作については「リモート出演、出演者数の見直し、スタッフの交代制などで、極力、関係者間の接触を避ける措置を進めた上で制作を行ってまいります」とした。

6日の発表で篠原涼子(46)主演の水曜ドラマ「ハケンの品格」、Sexy Zone中島健人(26)King&Prince平野紫耀(23)がダブル主演する土曜ドラマ「未満警察 ミットナイトランナー」については初回放送を延期するなどの対応をとっていた。

バラエティー番組などについては各番組によって差があるものの、過去の放送などで対応しているものもある。

同局系「スッキリ」(月~金曜午前8時)や「ヒルナンデス!」(月~金曜午前11時55分)ではスタジオに立つメンバーを限定し、出演者をリモート出演するなどの対策がとられた。

14日にTBSがドラマ、バラエティー番組のロケと収録を見合わせ期間を来月6日までの延長を発表。テレビ朝日は17~19日まで本社を完全封鎖し、社内の徹底消毒を行うことを決断するなど各局が新型コロナウイルス感染拡大の対策に追われている。