悪性リンパ腫と診断され入院中の元フジテレビ笠井信輔アナウンサー(56)が、新型コロナウイルス肺炎で亡くなった岡江久美子さんを悼んだ。

笠井アナは23日、ブログを更新。「自分の知り合いがまたコロナウィルスの犠牲になりました」と岡江さんの訃報に触れ、「入院されたと言う 感染されたと言うその一報がなかったので、突然、コロナウイルスの肺炎で亡くなりましたと知らされても、何が何だか…あまりにも強い衝撃でした」と動揺する様子をつづった。

自身が出演していたフジテレビ系「とくダネ!」とかつて同じ時間帯で放送されていたTBS系「はなまるマーケット」で司会を務めていた岡江さんとの初対面の際には「一応ライバル番組の司会の方なので、ちょっと緊張していたら『あら、笠井さん!こんにちはー』と、とにかく明るくあいさつをしてくださり、その温かさに私もすぐに笑顔になることができたのでした」といい、「お会いする時はいつも笑顔でした」としのんだ。

岡江さんは昨年末に初期の乳がんの手術を受け、1月末から2月半ばまで放射線治療を受けたという。笠井アナも同時期に手術を受け、抗がん剤治療を続けていることから「免疫力は、私も、もちろん低下しています。今は入院中だから良いですが、今後のことを考えると非常に怖い」と心配。「通院で抗がん剤治療を受けている方は、外に出るのがますます怖くなってしまったのではないでしょうか?心配のあまり、抗がん剤治療を先延ばしにしている人もいると思います」と、同じく闘病する人をおもんぱかった。

あらためて不要不急の外出自粛を呼びかけるとともに、「岡江久美子さんは、その死を持って世の中に警鐘を鳴らしてくださいました。ご本人はそんなことを考える間もなく、天に召されていきました 本当にかわいそうです」と笠井アナ。「岡江さん 安らかにお眠りください」と追悼した。