今年、デビュー満20周年を迎えた歌手氷川きよし(42)の初ポップスアルバム「Papillon(パピヨン)-ボヘミアン・ラプソディ-」(6月9日発売)の詳細が11日、明らかになった。

収録曲は全14曲。「限界突破×サバイバー」「碧し」の既発曲に加え、昨年のスペシャル・コンサート2019で歌ったクイーンのカバー曲「ボヘミアン・ラプソディ」を新録。新曲としては、いきものがかり水野良樹作詩作曲の「おもひぞら」や氷川が「kii」のペンネームで初めて作詩に挑戦し、上田正樹作曲の「Never give up」など、至極の14曲がラインアップされている。

また、「チョウ」の意味をもつタイトルにちなみ、さなぎをイメージしたレース柄のボディースーツに金色の特殊素材で作ったローブをまとったキービジュアルも発表した。初回限定盤では、紙ジャケット仕様を採用。黒のレース地にプリーツの入った衣装で正面を見つめるビジュアルとなっている。

同アルバムについて氷川は、「人間にとって何が大事かということを考えさせてもらえる作品をいっぱい集めました。今まさに“生きる”ということ、命の尊さを改めてこのアルバムで、私の歌で、伝えていけたらと思っています。令和という時代に変わって2年目の2020年。演歌を20年歌って、いろいろな経験をさせていただいて、そこからまた、次のステップに行くため、自分の中でのスタートを切るアルバムになりました」とコメントを寄せた。

表題曲について「まさしく、自分自身のことを歌っているような思いです。さなぎがチョウに変化していくように、人間として輝くというステップですかね。さまざまな社会の中で“自分らしく生きる”ということを伝えたい。愛する人のために生きるという思いがすごく表現されている作品です」とした。初作詞曲については「小さい時の思いとか、今現在の思いとか、そういったものを表現しています。幼少期の頃の“遠いあの日”から始まる氷川きよしの思いをストレートに素人ながら一生懸命に書かせて頂きました。R&B(リズム&ブルース)なんですよ」と説明した。

◆「Papillon(パピヨン)-ボヘミアン・ラプソディ-」収録曲(初回限定盤) <1>Papillon(パピヨン)<2>不思議の国<3>キニシナイ<4>確信<5>限界突破×サバイバー<6>青い鳥<7>Love song<8>This is love<9>碧し<10>おもひぞら<11>Never give up<12>Going my way<13>笑っていこうぜ!<14>ボヘミアン・ラプソディ

【特典DVD】<1>Papillon(パピヨン)<2>不思議の国<3>キニシナイ<4>おもひぞら<5>確信