特撮ドラマが20年ぶりに復活する映画「がんばれいわ!! ロボコン」(石田秀範監督、7月31日公開予定)の特報映像が27日、解禁された。その中で、主人公のロボット「ロボコン」の頭頂部のアンテナが、ソーラーパネルへと様変わりし動力源が太陽光に進化したことが分かった。

「ロボコン」は、漫画家の石ノ森章太郎さんが原作を担当し、テレビ朝日系で1974年(昭49)10月4日から77年3月25日まで第1作「がんばれ!! ロボコン」が118話、放送された。同作でのロボコンの動力源はガソリンだった。

1999年(平11)1月からは同局で「がんばれ!!-」をリメークした第2弾「燃えろ!! ロボコン」が、00年1月23日まで全51話放送された。99年12月10日には、新旧ロボコンが共演した特撮ビデオ映画「燃えろ!! ロボコンVSがんばれ!! ロボコン」が製作、発売された。「燃えろ!!-」に登場したロボコンの動力源は、ガソリンから電気に変わった。

それから20年の時を経た現代は、地球温暖化が世界的な問題として議論されている。赤くコーティングされたタマゴ型のボディーに、愛らしい目というロボコンの特徴は「がんばれいわ!!-」でも変わらないが、動力源が太陽光に変わった部分には、枯渇せず環境に優しい再生可能エネルギーの利活用が進む、現代のエネルギー事情が反映されたようだ。

また、同時上映のアニメ映画「人体のサバイバル!」の、特報映像も解禁された。主人公ジオ(声=松田颯水)とノウ博士(声=岩崎ひろし)が、ナノサイズになって絶叫とともに人の体内へ…そしてジオの友達:ピピ(声=潘めぐみ)が病に倒れ、心配そうに見つめるケイ(声=石田彰)の姿も。4人の新たな“サバイバル”の始まりを予感させる映像となった。