AbemaTVが運営するネットテレビ局「ABEMA(アベマ)」は、番組出演者向けにインターネットやSNS上での誹謗(ひぼう)中傷、嫌がらせへの調査・法的手続きに関する相談窓口を設置した。

「ABEMA」では、多くの恋愛リアリティーショー作品を手掛けている。番組ごとのコンセプトなどを理解してもらった上で、出演者本人の意向を最重視しているという。

若年層がメインターゲットの「ABEMA」では、恋愛リアリティーショーをはじめ若い出演者も多いため、安心して番組に出演する環境作りを強化した。インターネットやSNS上で誹謗中傷や嫌がらせを受けた場合、証拠の収集・精査やプロバイダー責任制限法に基づく個人情報の開示請求、警察への被害届の提出、訴訟手続きなどの法的手続きを弁護士事務所と連携しながら行う。

27日に打ち切りが発表されたフジテレビ系の恋愛リアリティー番組「TERRACE HOUSE TOKYO 2019-2020」をめぐっては、22歳の若さで同23日に亡くなった出演者の女子プロレスラー木村花さんが、番組内における言動に関し、ネット上で誹謗中傷が寄せられる事態になっていた。