女優杉咲花(22)がヒロインを務める次期NHK連続テレビ小説「おちょやん」の新キャストが13日、制作のNHK大阪放送局から発表された。

夫の故2代目渋谷天外を支え、松竹新喜劇をおこした浪花千栄子をモデルに描く物語で、2代目天外の息子で、現在の「松竹新喜劇」代表の3代目渋谷天外(65)は、撮影所の守衛役で出演することになった。

語りは米朝一門の落語家、桂吉弥(49)。

杉咲演じるヒロイン竹井千代の奉公先である芝居茶屋「岡安」の女主人(篠原涼子)の娘役で、東野絢香が朝ドラ初出演する。ライバル茶屋の息子役で井上拓哉、「岡安」の先代女主人は宮田圭子。

板尾創路は一座を率いる「喜劇の巨人」須賀廼家万太郎を演じ、ヒロイン千代が出会い、結婚する喜劇界のプリンス天海一平(成田凌)の父が茂山宗彦。劇場支配人役は西川忠志。

ヒロインが京都で出会う人々として、西村和彦、吉川愛、阿部純子、映美くららの出演が決定。撮影所の助監督役に若葉竜也、撮影所長は六角精児。

新型コロナウイルスの影響で、クランクインが例年より遅れたが、杉咲は、この日「パワフルで個性豊かな登場人物たちに私自身もパワーと刺激を受けながら、毎日楽しく台本を読んだり、撮影したりしています」と充実した近況を報告。新キャスト決定には「さらなる濃ゆいキャラクターたち、すてきな共演者の皆さまが参加されるということで、これからの撮影を想像しては『きっとよりにぎやかで楽しい日々になること、間違いない!』と、ワクワクが止まりません」とコメントした。