歌手郷ひろみ(64)が、自身のデビュー曲「男の子女の子」などを作曲し、7日に亡くなっていたことが分かった作曲家の筒美京平さん(享年80)を悼んだ。

郷は所属事務所を通じて「郷ひろみを創ってくれた人が、また1人この世を去った。とても、残念なことです。京平先生には、心から感謝しています」とコメントを発表した。

◆筒美京平さん訃報への主なコメント(ツイッターなどから)

▽太田裕美「筒美先生が亡くなられた…哀しくて哀しくて…涙が止まらない…」

▽岩崎宏美「私はたくさんの作品をいただいているので、これからも大切に歌い続けたいと思います。それが先生への何よりの御供養になると信じて頑張ります」

▽松本伊代「デビュー前に京平先生のピアノでセンチメンタル・ジャーニーを歌った日を忘れません。あれから何曲も何曲も書いていただきました」

▽早見優「『夏色のナンシー』『渚のライオン』『ラッキィリップス』の3部作は、本当に宝物の3曲です。私の曲だけではなく、先輩方のすてきな歌もいっぱい聴いてきました。たくさんの素晴らしい歌をありがとうございました」

▽荻野目洋子「これからも大切に歌わせてもらいます。心よりご冥福をお祈り致します」

▽中川翔子「ショックすぎて動けない。歌謡曲の宝石をたくさん生み出してくださった神様 綺麗ア・ラ・モードを作曲していただけたことは生涯の宝物です」

▽竹達彩奈「筒美京平先生には時空ツアーズ、齧りかけの林檎、ちょこっとHONEYCOMBの3曲を書いて頂きました。どれも宝物のように大切な曲です」

▽つんく♂「憧れに憧れた作曲家先生。先生の曲に歌詞をのせたかったです」

▽ジュディ・オング「『魅せられて』は私に大きなパワーを与えてくれました。これからも、いただいた曲を大切に、心を込めて歌い続けています」

▽いしだあゆみ「ブルー・ライト・ヨコハマをはじめたくさんの素敵な曲を作っていただき感謝しています。これからも大切にしていきます」

▽近藤真彦「京平先生のご自宅で、先生のピアノの音に合わせて発声練習をしたのが僕の歌手の始まりでした。数々のヒット曲を頂き、今、僕がこうして歌い続けていられるのは、紛れもなく京平先生のおかげです」

 

◆筒美京平(つつみ・きょうへい、本名・渡辺栄吉=わたなべ・えいきち) 1940年(昭15)5月28日、東京都生まれ。青学大卒。幼稚園でピアノを始め、クラシックのピアニストを目指したが、大卒後はレコード会社に就職。66年に「黄色いレモン」で作曲家デビュー。洋楽をベースにした洗練されたメロディーで70、80年代の歌謡曲黄金期を支え、約3000曲を手がけた。尾崎紀世彦「また逢う日まで」、南沙織「17才」、太田裕美「木綿のハンカチーフ」、小泉今日子「なんてったってアイドル」、ジュディ・オング「魅せられて」など。「サザエさん」「怪物くん」などのアニメ主題歌も手掛けた。