舞台「両国花錦闘士(おしゃれりきし)」(12月5~23日・東京『明治座』、来年1月5~13日・大阪『新歌舞伎座』、同17~28日・福岡『博多座』)の製作発表が21日、都内で行われた。

主役のやせ形で美形の力士・昇龍を演じる伊藤健太郎(23)は「お相撲さんということで最初、自分で大丈夫かなと思った。初めての事が多くて、自分にとってチャレンジですが、こういう時期に舞台ができる喜びを胸に頑張ります」と話した。

ふんどし一丁のポスターに「なるべく止めてほしい(笑い)。全裸なんですが、撮っているときに『ファッション誌を撮っている時の顔をして』と言われてメンタルめちゃくちゃになりました」と笑った。

ミュージカル仕立ての構成に「舞台で歌うのも、踊るのも初めて。音楽自体はかっこよくロックなんですよね。すごく楽しく稽古をさせていただいています」と話した。

ライバルのポッチャリ型の力士・雪乃童役の大鶴佐助(26)と「四股を踏む事は邪気を払うことなので、より多くの四股を踏みたい。まわしを締めると、キュッと締まりますね」と話した。

相撲嫌いの相撲雑誌記者を演じる大原桜子(24)は「この時期にエンターテインメントをお届けできるのは喜び。相撲嫌いの記者という事で、ここから深めていきたい。絶対面白い話になると思います。この間、相撲の取り組みを見せていただいて、どんどん好きになってしまった。相撲嫌いの記者なのに困ったなと思ってました。今回初めてラップに挑戦します」と笑顔を見せた。

作・演出の青木豪氏(53)は「はちゃめちゃな相撲ミュージカルの脚本を書かせていただく事ができました。デーモン閣下の曲はすごくカッコイイですが、詞がバカバカしいです」と笑った。