永野芽郁(21)が、主演映画「地獄の花園」(関和亮監督、5月公開)で、人生初の特攻服姿で肉弾戦を演じることが4日、分かった。

永野は劇中で、社内で展開される熾烈(しれつ)な派閥争いを戦いつつも、普通のOL生活に憧れている田中直子を演じる。

「地獄の花園」は、脚本家としても近年、進境著しいバカリズム(45)が脚本を手掛けたオリジナル作品。登場人物全員がOLでありながら、特攻服を着て殴り合い、蹴り合う仁義なき社内抗争を描く。

永野は今作で、本格的なワイヤアクションにも挑戦した。20年3月からパンチやキックのミット打ちからトレーニングを始め、コロナ禍の影響で中断したものの、さまざまなトレーニングを継続。「特攻服を着てみたかった。着ると『自分強いな』と自信がつく」と笑みを浮かべた。劇中では鋭い回し蹴りも披露した。

ただ、スーツ姿で「寝言こいてんじゃねぇよ、ブス!!!」と絶叫するなど、乱暴な言葉遣いには苦労したようだ。カットがかかると「今ので大丈夫ですか?」と照れ笑い。「『何を言っているんだろう』と思ってしまうほど暴言も吐いています。普段の生活では、なじみのない言葉なので、イントネーションや言葉の吐き捨て方など合っているのか全く分からず、そういう点では苦労しました」と苦笑交じりに振り返った。

その上で「きっと、今までに見たことのない私をお見せできると思いますし、今までにない大きな作品になっていると思いますので、楽しみに待っていてください」と意気込んだ。