劇団四季ミュージカル「マンマ・ミーア!」京都公演(27日~5月23日)の最終舞台稽古が26日、京都劇場で行われた。

同劇場での上演は12年以来、約9年ぶり。開幕を前にキャストやスタッフが入念な最終チェックを行った。

同作は70年代を代表するスウェーデン出身のポップグループ「ABBA」のヒットナンバー22曲で構成され、エーゲ海の小さな島を舞台に母と娘の愛情や絆などを描く。「ダンシング・クイーン」「チキチータ」「マネー、マネー、マネー」など、ABBAの楽曲とともに物語が展開される。

この日は、母のドナ・シェリダンを岡村美南、娘のソフィを若奈まりえが演じた。

ドナ役の岡村は「『マンマ・ミーア!』京都公演に出演できることを大変うれしく感じています」と喜んだ。「この作品は『親子の絆』『友情』などさまざまな愛の形がABBAの名曲に乗せて描かれていきます。傷や悩みを抱えながらも、それぞれが勇気を持って明日へと歩んでいく、明るいメッセージが込められた物語です。本作の感動を通して、お客様に元気と幸せをお届けできるよう精いっぱい務めて参ります」とコメントした。

「マンマ・ミーア!」は、99年にロンドンで世界初演を迎え、世界中で上演を重ね、累計観客動員数は6500万人に達している。四季による日本公演は02年の東京初演以降、全国10都市で上演。総公演回数は3100回以上、総動員数は約270万人。京都劇場では、11年10月23日~12年4月8日まで上演された。