古川雄大(33)が、28日午後10時からNHK BSプレミアム、4Kで最終回が放送されるドラマ「カンパニー~逆転のスワン~」最終話で、バレエ「白鳥の湖」を披露する。約5カ月の特訓で磨き上げたもようの一部を、放送前に自身のインスタグラムで公開した。

古川は劇中で、人気アイドルで本格的にバレエを習ってはいないが、人気や知名度が高く新解釈「白鳥の湖」の王子役に抜てきされた水上那由多を演じる。古川自身、学生時代に3年間バレエを習っていたものの、当時通っていたダンススクールのプロクラスに入るために習っており、本格的には習っていない点など役と通じる部分がある。ドラマ最終話“王子役”を務めることになり、一からレッスンを受け直したという。

バレエ本番シーンの撮影は20年末に行われたが、古川はドラマの撮影が始まる5カ月以上も前の昨夏から自主的に練習を開始。知り合いに依頼して個人レッスンを受けたり、ドラマのバレエ監修であるKバレエカンパニーの実際の稽古場に通って準備をしてきた。

古川はインスタグラムに「いよいよ『カンパニー~逆転のスワン~』最終話放送です! 今回、役で久々にバレエを踊りましたがかなり苦戦しました…作品に入る前からバレエの感覚を取り戻そうと練習したのですが、そう簡単にはいかず、みなさんにご迷惑をかけたと思います」と思いをつづった。その上で「台本の中に描かれているバレエのパフォーマンスを忠実に再現しようと努めていく姿が作品の中の那由多と重なって、この役がより深まればいいなと思い、バレエのレッスンに励みました。Kバレエカンパニーのみなさま、スタッフの方々、そして宮尾さん、たくさん支えていただいたおかげでなんとか撮影を無事に終えることができました!」と感謝した。

宮武由衣プロデューサーは「いつも寡黙に練習に臨んできた古川さんですが、練習のたびに、少しずつ上達していくのが見てとれ、12月の公演シーン撮影直前には、スタッフも驚きの声をあげるほど見違えるように上達していました」と振り返った。その上で「王子のソロの一部など、形にするのは難しいと言われてきたいくつかの踊りを撮影本番で見事に踊ってみせてくれたのです。これは、Kバレエさんでのリハーサルだけでなく、ご自身でも自主練を重ねて、陰で物凄い努力を重ねられた賜物だと思います」とたたえた。

古川は「この作品に出会い、改めてバレエの魅力を感じました。みなさまには、ぜひご覧いただきたいです」とアピールした。