NHK連続テレビ小説「おちょやん」(月~土曜、午前8時)の8日に放送された第66話の平均視聴率が17・2%(関東地区)だったことが9日、ビデオリサーチの調べで分かった。最高視聴率は65話の18・9%。

上方女優の浪花千栄子をモデルに描くドラマ。主人公の竹井千代役を杉咲花が演じる。シンガー・ソングライター秦基博が主題歌を担当し、書きおろしの新曲「泣き笑いのエピソード」で盛り上げる。

あらすじは、昭和7年。一平(成田凌)が2代目天海天海を襲名してから3年の月日がたった。千代は一平と夫婦になったが家に毎晩来る劇団員の世話に追われていた。鶴亀家庭劇は道頓堀で順調に人気を博していた。千代はハナが亡くなった命日に岡安に行くと、シズ(篠原涼子)が、いきなり一平と離縁しろとせまった。千代は一平への不満をぶちまけた。その様子を見たシズは安堵(あんど)した。千代にとっては、いつしか岡安やシズが心の支えとなっていた。一方、世間では世界の喜劇王チャプリンの来日がニュースになり持ちきりとなった。そこで大山社長(中村鴈治郎)は、鶴亀家庭劇と万太郎一座のどちらか勝った方にチャプリンと会わせることを計画。両劇団を競わせることにした。鶴亀家庭劇では一平が自分の台本で挑もうと話をしたが、千之助(星田英利)は反対。千之助は自身が主役の自分の台本でやることを一平に告げた。