タレント渡辺直美（33）が19日、自身の公式YouTubeチャンネルの生配信で、東京オリンピック（五輪）の開閉会式を巡り、企画、演出を担っていた元クリエーティブディレクターの佐々木宏氏（66）が自身の容姿を侮辱する演出を提案した件について言及した。

渡辺は「私が一番思ったのは、傷つく人がいるだろうなっていう心配。私は、今の自分が好き。デブとかブスとかの次元にいない。太っているけど、そういう次元にいない」。一昨年に開閉会式のパフォーマーとしての依頼を受けた。当初の演出について「最高にかっこよかった」。ただ、自身をブタに見立てたという演出について「言い方悪いですけど、普通に面白くない。意図が全く分からない。（持ちかけられていたら）断っている」とした。

芸人だったらやるでしょ？　という意見には「私がブタである必要性って？　今はポジティブに、楽しい表現をしている」。そして「人間として、人を動物に例えてはいけないと教えたい。もっと個性を尊重して。もう人の体形のことで議論するのはない方がいい。『デブと渡辺直美』『ブタと渡辺直美』セットにして、どんだけ言うねん！」と続けた。『コメントを出すならボケろよ』って言う人もいるけど、同じように滑っちゃうし、一緒にされたくない」と話した。

渡辺は18日、所属事務所の公式サイトで、この件について「正直驚いております」「私自身はこの体形で幸せです」などとコメントしていた。