米映画「ミナリ」でアカデミー賞助演女優賞にノミネートされている韓国のベテラン女優ユン・ヨジョン(73)が、25日に開催される授賞式に出席するためにロサンゼルス入りした。

このほど、オンラインサイト「デッドライン」のインタビューに応じ、息子が米国で多発するアジア系に対するヘイトクライム(憎悪犯罪)に巻き込まれることを心配していると明かした。ヨジョンによると、ロサンゼルスに在住している韓国系米国人の息子が、「路上でけがをさせられるかもしれない」と心配してボディーガードを雇うよう提案してきたという。

ヨジョンは今年の米映画賞を総なめにし、先日発表された英国のアカデミー賞でも助演女優賞を獲得しており、オスカーの最有力候補と言われている。(ロサンゼルス=千歳香奈子通信員)