倉科カナ(33)が19日、都内で行われたアニメ映画「劇場版 七つの大罪 光に呪われし者たち」(浜名孝行監督、7月2日公開)公開アフレコイベント中に、主演の梶裕貴、共演の雨宮天の、本職の声優の演技に感激した。

倉科は劇中で最高神を演じ、この日は梶が2役演じるメリオダスとゼルドリスの兄弟との激突のシーンなどを演じた。シーンが終わるか、終わらないかのタイミングで、倉科は左隣で演じた梶の熱演に見ほれた。そして「ふはははっつ、すごい! 感動しちゃった」と満面の笑みを浮かべた。また右隣の雨宮の演技についても「すご~い」と驚いた。梶は「新鮮なリアクション、うれしいです」、雨宮も「うれしい。緊張しました」と喜んだ。

倉科は「漫画もアニメも追いかけている1ファン。その世界に入られるのは夢かと思った。うれしかった」と出演オファーが来た当時の思いを語った。その上で「本当に感動しました。語彙(ごい)力を失うくらい…感動しすぎて言葉が出てこない。ずっと見ていたキャラクターの声がする、しゃべっていると…」と、梶と雨宮の演技を再び絶賛。梶は「(声優の仕事は)キャラクターを通して代弁させて頂いている、リアクションを生で拝見する時がない。うれしい」と感激した。

倉科は、長編アニメ声優への挑戦は、今回が初めてだった。大変だったことについて聞かれると「全て、大変だったんですけど(役は)神であって人間じゃない。私が知っている感情表現と違っていて、上から目線で発する。あるのかないのか分からない存在…リアクションの加減が難しい」と振り返った。中でも「目を開く音を出してください」という演出が難しかったといい「やったことないチャレンジが出来た」と笑みを浮かべた。

声優のみならず、実写の演技も行う梶は「実写にはない、お芝居ですよね」と倉科の心中をおもんぱかった。倉科は「世界観を崩さないように演じた」と振り返った。