来年度のNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」(三谷幸喜脚本、小栗旬主演)の第3次出演者が27日、同番組の公式ツイッターで発表され、八嶋智人(50)の出演が明らかになった。

八嶋は「新選組!」以来2回目の大河出演。今作では「甲斐源氏の棟梁(とうりょう)」武田信義を演じる。ツイッターでは「北条は助けてやってもよい。わしの家人になれ」のせりふと共に紹介された。

八嶋は役柄について「武田信義は、頼朝・義仲と共に源氏の棟梁。互いにライバル関係でもある。甲斐武田の源流でもあり、のちの歴史では、あの武田信玄をも生み出した。一ノ谷の戦いや壇之浦の戦いにも参戦したといわれる猛者である」と説明。また「当然そんな猛者中の猛者を演じるのだから、メガネを捨てて挑みます。捨て身です」。

八嶋は「彼の人生の後半はどうやら謎に包まれていますので三谷さんのアレンジにも期待して作品を生きたいと思います」と意気込みを語った。

第3次出演者はこの日、公式ツイッターで随時発表され、「奥州の覇者」藤原秀衡(ふじわらのひでひら)役の田中泯(76)、「源頼朝の愛妾(あいしょう)」亀役の江口のりこ(40)の出演が発表されている。

主演の小栗旬のほか、これまでに菅田将暉、小林隆、中村獅童、宮沢りえ、大泉洋らの出演が発表。今月9日には、第2弾出演者として新垣結衣、佐藤浩市、西田敏行の参加が明らかになっていた。

鎌倉時代を舞台に、小栗演じる北条義時が幕府の最高権力者に上り詰める姿を描く。脚本は04年「新選組!」、16年「真田丸」に続く3作目の大河となる三谷幸喜氏が手掛ける。