菅田将暉(28)主演の日本テレビ系連続ドラマ「コントが始まる」(土曜午後10時)で姉妹役を演じる有村架純(28)古川琴音(24)を取材した。

5月1日放送の第3話では、有村と古川の姉妹関係が中心となる。実生活で兄がいるという古川は、理想の姉妹関係について「お姉ちゃんと一緒に買い物したり、『好きな人とデート行くから洋服選んで』とかそういうのができるのは姉妹ならではですよね。やってみたいです。相談し合ったり」と想像をふくらませた。有村も「友達みたいな姉妹が憧れる」と同調した。

有村の第一印象について古川は「優しすぎて怖いなって最初思いました。なんでこんなすてきな笑顔が出来るんだろうって」と明かすと、有村は「そりゃ人間だから『ん?』って思うこともあるよ」と返し笑わせた。

古川は、有村に何度か会うことで怖さがなくなったといい「軸があるなっていうか、軸の強さを感じてから安心しました」と笑顔で振り返った。

自身の役柄について古川は「表向きは器用な人なので、自分の感情とかも無意識にだましながら生きてきたような人なんだろうなって思っています。それが社会でボロボロになってお姉ちゃんと一緒に住み始めていくうちに、お姉ちゃんに影響されてそれに気付いてしまいます」と分析した。

「そういう段階っていろんな人にあるって思ったので、小さな変化とか、そのキャラクターの中の小さな成長を見落とさずに演じられたらいいなと思います」と誓った。

有村は「台本は、かめばかむほど味がするというか、読めば読むほど、染みてくる感じがする。さらっと読むと本当に分からないんですけど、ちゃんと今まで生きてきたこと、どういう風に感じてどう生きてきたのかっていうのを、しっかりと考えて読み進めるとなんかすごい苦しさもあったり、なんかちょっとこの人たちがいとおしく思えてきた」と作品への愛を語り「そういうキャラクターの幸せを願う作品になったらいいな」と期待した。

「コントが始まる」は有村、古川のほか、菅田、仲野太賀(28)、神木隆之介(27)と世代を代表する豪華なキャスト陣が集結した話題作。5人を中心とした青春群像劇に注目が集まっている。

劇中で、菅田、仲野、神木の3人は売れないお笑い芸人のトリオ「マクベス」を結成。3人がネタ作りにいつも集うファミリーレストランのウエートレスを有村が、有村の妹役を古川がそれぞれ演じている。

「マクベス」の3人がドラマ冒頭でコントを披露し、残りの53分間の物語の重要な伏線としてつながるという斬新な構成で物語が紡がれる。【佐藤成】