杉咲花(23)が、映画「99・9-刑事専門弁護士-THE MOVIE」(木村ひさし監督、今冬公開)で新ヒロインを演じることが10日、分かった。11年のデビュー以来、初の弁護士役となる。

ヒロインを務め15日に最終回を迎えるNHK連続テレビ小説「おちょやん」後、初の作品出演となり、主演松本潤(37)と映画で共演するのも初めて。TBS系で16、18年に放送された連続ドラマを見ており「もともと拝見していた好きな作品で、私も現場に参加してみたいなという思いがあったので今回お話をいただけてすごくうれしかったです」と意気込んだ。

杉咲演じる河野穂乃果は、司法修習を終えたばかりの新米弁護士。弁護士として担当した初めての刑事事件で、松本演じる型破りな弁護士・深山大翔と出会い対立するが、あることがきっかけで斑目法律事務所の刑事事件ルームの一員となる。有罪が確定している事件の、残り0・1%の真実を追求する深山と、香川照之(55)演じる佐田篤弘の名コンビに新風を吹き込む役どころだ。

現在、撮影中で、杉咲は「何年もかけて過ごされてきたチームの中に参加する緊張感もありますが、作品のテンポ感や温度感を自分なりにくみ取って、楽しみながら頑張りたいと思います」と語った。現場では松本が気遣うように要所でリードしているといい、杉咲は「監督や松本さん、香川さんを筆頭に、どうしたらもっと面白くなるかとアイデアが次から次へと生まれていくのがすごく新鮮です」と手応えを口にした。