お笑いタレントカンニング竹山(50)が23日、都内で、福島県内の除去土壌の再生利用などについて理解を図る、環境省主催の集会「『福島、その先の環境へ。』対話フォーラム」に出席した。

東京電力福島第1原発事故から10年が経過。集会では県内の放射線の除染によって除去された土壌を、県外での最終処分に向け、再生利用に関する実証実験について意見交換が行われた。竹山は「ゆっくりでも進めていかないといけない問題です」とし、再生利用の風評被害について「専門家の方がSNSとかで言い争いをしているのを見ると、この問題に興味がない人は引くんです。一番大事な、風評被害を減らすための行動が広がらない」と主張。問題について周知しててもらうことが大切だとし「安心安全でできるのかを、もう1回皆で計画を見直していけたら良いです」と思いを語った。

20回以上プライベートで福島を訪れているという竹山は、8年前の旅行時のエピソードを披露。「最後に福島のスーパーに寄って野菜を買ったんです。それを当時SNSに上げたら『何てものを紹介するんだ』と大炎上しました」と明かした。「でも、今同じことをやっても、もう炎上はしないですよね。結局皆さんも、福島の野菜は大丈夫なんだと分かった。大変だけどもこれからも伝えていく活動を続けなければならない」と話した。

同集会には、小泉進次郎環境相(40)タレントなすび(45)らも出席した。