高橋みなみ(30)が初のレシピ本「たかみなの毎日食べたくなる そこそこごはん」(光文社)を今日3日に発売する。

コロナ禍での自宅で食事する機会が増える一方で、負担が増える人も…。主婦歴3年目のたかみなが、このほど日刊スポーツの取材に応じ“そこそこのススメ”を説いた。

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AKB48時代はグループの総監督として著書「リーダー論」を発売するなど、数々の名言を形に残してきたが、30歳の節目を迎えて発売するのはレシピ本だ。

「ありがたいことに、これまで節目節目で自分の思っていることを形にさせていただいていて、30歳の節目に主婦として出せるのはうれしいです!」

17歳の頃から1人暮らしをはじめ、料理も好んでするようになった。19年5月1日に一般男性と結婚し、結婚3年目。昨年からのコロナ禍でおうち時間も増え、毎日料理をする中で“そこそこ”の大切さに気付いた。

「手が込んでないと申し訳ないと思ってしまう方もいると思うんですけど、毎日のことだからおいしければ良くないですか? と。“そこそこ”の工程でも、食べてくれる側もおいしければ気付かない(笑い)。レシピ本を見るのも好きですが、辞典みたいなのがあったらと思っていて、息抜きもできるレシピ本になったと思います」

同書では「目玉焼きは最高のトッピング」など、たかみな流の「そこそこごはんの7つのルール」を提案。料理が苦手な人や、初心者でも簡単に作れるレシピを紹介している。

「毎日献立を考えるのも大変ですし、料理が苦手な方からしたら、さらに苦痛だと思います。そんな時に、この本をパッと開いたら『これは作れる!』という料理が載っています。これで献立に迷うストレスもなくしてほしいです」

料理で日々のストレスも発散しているといい、料理のススメも説く。

「普段は考えごとをしている時間が多いので、1人でカタカタ、トントンやっている時間って、結構“無”になれて、リラックスできます。“そこそこ”でいいんです。料理におっくうになってる人にもぜひ手に取っていただいて、少しでも料理が近い存在になってくれればいいなと思います」【大友陽平】