劇団四季ミュージカル「ライオンキング」が12日、東京・大井町の四季劇場「夏」でのファイナル公演を迎え、特別カーテンコールが行われた。同劇場が大井町駅周辺の再開発計画のためにこの日で閉館。同作は、新設される東京・有明四季劇場で9月26日から上演される。

通常のカーテンコールの後、再び緞帳(どんちょう)が上がり「大井町から有明へ」の幕が舞台中央に下りた。ムファサ役の内海雅智(47)が「日本演劇史上初となる無期限ロングランへの挑戦を続けるライオンキング東京公演。9月からは有明四季劇場に舞台を移し、さらなるロングランに挑んでまいります」とあいさつ。「お前の中に生きている」のナンバーを出演者全員で披露すると、観客は立ち上がって盛大な拍手を贈った。

「ライオンキング」は無期限ロングランを継続中。この日で上演回数は1万2994回となり、国内ミュージカル上演回数1位を独走している。2位は「キャッツ」の1万612回、3位は「オペラ座の怪人」の7398回。