東宝は17日、4月29日に公開を予定していたが、新型コロナウイルスの感染拡大を受けた3度目の緊急事態宣言が発出される2日前の同23日に公開延期を発表していた、スタジオジブリのアニメ映画「アーヤと魔女」の新たな公開日が、8月27日に決定したと発表した。

「作品の公開を楽しみにして頂いていた皆様を、長らくお待たせしてしまった事について、改めてお詫び申し上げます。当初の公開日4月29日(木・祝)から4か月の延期を経て、主人公・アーヤがスクリーンで大暴れ!! 8月27日(金)の公開以降、『劇場版 アーヤと魔女』をお楽しみくださいますよう、お願いいたします」

「アーヤと魔女」は、宮崎駿氏が企画、息子の吾朗氏が監督を務める。同作はジブリ初のフル3DCG作品で、孤児の少女が魔女との出会いで始まるファンタジー。寺島しのぶ、豊川悦司、濱田岳、平澤宏々路らが声優を務めている。

また東京・三鷹の森ジブリ美術館では、新企画展示「アーヤと魔女」展を開催中だ。宮崎吾朗監督自身が企画・監修をつとめ、3DCGアニメーション制作のあらましを紹介。また、展示室では実際に主人公アーヤの表情を作る体験ができたり、キャラクター作りに大きな影響を与えた16年のストップモーションアニメーション「KUBO/クボ 二本の弦の秘密」の人形も展示している。(※入場予約制)