米俳優ハリソン・フォード(78)が、考古学者を演じる人気映画「インディ・ジョーンズ」シリーズ第5弾の撮影中に肩を負傷し、治療を受けていることが明らかになった。

新型コロナウイルスの感染拡大の影響で制作が延期となっていた同作は、今月初旬から英ロンドンで撮影が始まったばかりだった。ディズニーの広報によると、フォードは格闘シーンのリハーサル中に肩を負傷し、治療のために現場から離れているが、撮影はフォード抜きで続行されているという。負傷の原因や程度は明らかになっておらず、今後の撮影への影響も不透明だ。

フォードが撮影中に負傷したのはこれが初めてではなく、「インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説」(1984年)では敵を投げるシーンで腰に重傷を負い、「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」(15年)の撮影現場でもセットの一部が落下して左足を負傷している。

新作の設定やストーリーは明らかになっていないが、英メディアがインディ・ジョーンズのトレードマークであるフェドラハットをかぶり、腰にムチを携えている撮影現場でのフォードの姿をとらえた写真を掲載していた。

2008年に公開された前作「インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国」以来14年ぶりとなる新作は、2022年7月に全米公開を予定している。(ロサンゼルス=千歳香奈子)