女優比嘉愛未(35)主演のフジテレビ系連続ドラマ「推しの王子様」(木曜午後10時、初回15分拡大)の第1話が、15日に放送される。

比嘉が演じるのは女性向け恋愛ゲームを手掛けるベンチャー企業の社長・日高泉美。次回作に悩む中で自社の大ヒットゲームのキャラクター、ケント様にそっくりのイケメン五十嵐航(渡辺圭祐=27)に突然出会う。泉美は不作法、無教養、無気力な航を雇って、理想の男性に育てることを決意する、現代版の“逆マイ・フェアレディ”。

第1話では、泉美(比嘉)は、乙女ゲームを手がけるベンチャー企業「ペガサス・インク」代表取締役社長。4年前に起業した泉美が最初にリリースした乙女ゲームが、外見から内面まですべてが泉美にとって理想の“推し”であるキャラクター・ケント様と恋に落ちる「ラブ・マイ・ペガサス」だった。

起業する前の泉美は、保険会社に勤務し、夢もやりたいこともなく退屈な日々を送っていた。そんなある時、友人から乙女ゲームの存在を教えられ、一瞬で心を奪われた泉美は、乙女ゲームに夢中になるあまり、ゲーム会社へ転職し、そこで出会ったトップクリエーターの光井倫久(ディーン・フジオカ)とともに、最高の乙女ゲームを一から作り上げるために起業したのだ。真面目で、誰に対しても壁を作らずに接する泉美は、渡辺芽衣(徳永えり)や有栖川遼(瀬戸利樹)ら部下からも熱く信頼されている。

一見順風満帆な泉美だったが、実は『ラブ・マイ・ペガサス』に続く次回作の制作に苦心していた。開発資金集めに奔走する泉美は、水嶋十蔵(船越英一郎)が代表取締役社長を務める大手アウトドアメーカー「ランタン・ホールディングス」に出資を求めるも、あっさり断られてしまう。

そんなある夜、光井と飲みに出かけ、酔ったまま帰路についた泉美の目の前に、いきなり空から男が降ってくる。その男・五十嵐航(渡辺)の顔を見た泉美は、さらに驚く。何とその容姿は、ケント様にそっくりだった。