歌手中島美嘉(38)の新曲「知りたいこと、知りたくないこと」が、テレビ朝日系連続ドラマ「漂着者」(23日スタート、金曜午後11時15分)の挿入歌に決定したことが14日、分かった。

同曲はドラマの企画・原作・脚本を務める秋元康氏が作詞を手掛けている。秋元氏と中島がタッグを組むのはファーストシングル「STARS」以来20年ぶりだ。

楽曲は、ドラマのストーリーとシンクロする切ない思いを描いた歌詞と中島の憂いのある声で響かせる王道バラード。中島は「20周年というタイミングで、デビュー曲も手掛けていただいた秋元康さんに楽曲をいただけたこと、『漂着者』に挿入歌として参加できることをとても光栄に思います」と喜んだ。「ドラマの内容にもリンクした曲に仕上げていただき、私自身もこの曲が大好きです」とアピールした。劇中で、白石麻衣(28)演じる新聞記者・詠美が斎藤工(39)演じる主人公・ヘミングウェイにひかれ、知りたいこと、知りたくないことのはざまでゆれる。秋元氏は「その2つの感情に挟まれた詠美のシーンを思い浮かべた時、中島美嘉さんの切ない声が欲しいなと思いました。本当にすてきな楽曲が誕生したので、楽しみにしていただきたいと思います」としている。

斎藤は「私事ですが日々『漂着者』の世界の中で“今”だけしか手掛かりのない男にとってこの中島美嘉さんの奏でる美しい楽曲はまるでヘミングウェイが失った何かを埋めてくれる様です」とコメントをよせた。