石川恋(28)は、「高校野球大好き女優」だ。日本テレビ系ドラマ「イタイケに恋して」(木曜午後11時59分)に、ヒロイン谷村結花役で出演。このほど、インタビューに応じた。 石川は栃木県出身で、栃木市の「ふるさと観光大使」も務めている。筆者が新入社員の研修で、高校野球栃木県担当だったと伝えると、「えっーーーー!」と、目を思い切り見開き、絶叫。出身校、国学院栃木は県内でも有数の野球強豪校だ。 高校野球の話題になると、より一層、目を輝かせて話してくれた。高校野球が好きになったきっかけは、チアリーディング部に入部したことだった。 「チアに入るまで、全く興味はありませんでした。1年生は4月に入部したら、野球応援をやらされます。まだ試合を見に行ったことがないから、すごいしんどいんですよ(笑い)。ダンスがしたくてチア部入ったのに、校歌とかを炎天下の中、練習したり、結構しんどいなって(笑い)。でも、初めて夏の予選を見に行って、スタンドで応援したときに、ハマりましたね」 どんな部分が魅力だったのだろうか。「主役は野球部なんですけど、自分たちも試合に参加しているような感覚というか。ただの観客とも違うんですね。自分たちも、大きく見たら野球部の一員という思いにみんながなるんですよ。ブラスバンド、チア、野球部みんなで、甲子園を目指しているみたいな感じがすごい好きでした」と笑顔で振り返った。 高校卒業後も、“高校野球愛”に変わりはない。18年には母校が「第90回選抜高校野球大会」に出場。友人と日帰りで応援に駆け付けた。現在開催中の夏の甲子園も、毎試合欠かさずチェックしているというから驚きだ。忙しい撮影の合間、ロケバスでの移動中などで試合を観戦。ほぼ毎試合の感想を、インスタグラムの「ストーリーズ」につづっている。 卒業生がプロに進んだら、応援し続けるのか-。この質問には、「ドラフト会議を見て、送り出すまでが私の役割ですね!」と、笑顔で答えた。その潔さがなぜか気持ちよかった。 インタビュー中には、筆者のボケに瞬時につっこみをバンバン飛ばしてくれた。“クールビューティー”というイメージは良い意味で変化した。そんな石川の高校野球愛が、これからもっと、仕事に繫がることを願っている。【佐藤勝亮】