女優波瑠(30)主演のフジテレビの連続ドラマ「ナイト・ドクター」(月曜午後9時)の第10話が6日、放送される。

働き方改革を目指す柏桜会グループが「あさひ海浜病院」に“365日24時間、どんな患者も断らない”医療を目指して、夜間勤務専門の救命医チーム「ナイト・ドクター」を立ち上げる。医師の朝倉美月(波瑠)は新たな就職先にナイト・ドクターを選ぶ。指導医の本郷亨(沢村一樹)の下、美月のほかに、深沢新(岸優太)、成瀬暁人(田中圭)、桜庭瞬(北村匠海)、高岡幸保(岡崎紗絵)が集まった。年齢も性格も価値観も全く異なる医師たちが、夜は命に、昼はそれぞれの人生に向き合いながら絆を紡いでいく青春群像医療ドラマ。

第10話では、「どんな患者も受け入れる」という、あさひ海浜病院の、美月(波瑠)の理念が崩れる。その日、美月が受けたホットラインは、消防局の救命士星崎比呂(泉澤祐希)からの胸部大動脈解離が疑われる男性の収容依頼。男性は発症から2時間以上経過していると星崎は訴えるが、本郷(沢村)は美月に断るよう告げた。星崎が連絡している場所からでは搬送中に患者の命がなくなってしまう。本郷の判断に美月も従わざるを得ない。

次に美月が応じたのは高所転落による女性の受け入れ。女性はすでに予断を許さない状態だ。深澤(岸)や幸保(岡崎)は病院までもたないと思うのだが、本郷は15分以内に運べるかと美月に促す。美月が救急隊員に尋ねると可能と答えたため、本郷は受け入れを許可。

しかし、女性は搬送時間をオーバーして病院に到着。本郷は珍しく救急隊員を怒鳴りつける。美月、成瀬(田中)たちが総力で治療にあたるが、女性の命を取り留めることは出来なかった。一人は受け入れられず、一人は間に合わず。立て続けに思い知らされたむなしさに、美月は幸保の腕の中で涙を流す。

勤務明け、本郷は柏桜会会長の桜庭麗子(真矢ミキ)と院長の八雲徳人(小野武彦)に呼び出される。麗子は理事会で決定したナイト・ドクター制度の今後の方針を本郷に告げた。

次の夜、美月はシフト通りの休日。そんな時、雷雨であさひ海浜病院一帯が大規模停電になってしまった。