英女性ポップグループ、ガールズ・アラウド(Girls Aloud)のメンバーで、歌手、女優のサラ・ハーディングさんが5日、乳がんのため39歳で死去した。母親がインスタグラムで公表し、英BBCなどが伝えた。

母親は「日曜日の朝に亡くなりました」と公表。医者からは今年の初めに、クリスマスを見られないかもしれない、と告知されていたという。

ガールズ・アラウドは02年のオーディション番組「Popstars:The Rivals」で勝ち抜いたシェリル・コール、キンバリー・ウォルシュ、ネイディーン・コイル、ニコラ・ロバーツとサラさんの5人で結成。デビュー曲「Sound of the underground」はじめヒット曲を生みだし、一躍人気グループとなった。

グループは一度活動を休止し、デビュー10周年の12年に活動再開したが翌年解散。サラさんはその後、女優としても活動した。シェリルは英サッカー選手アシュリー・コールと結婚歴があることでも知られる。

今年3月にはサラさんが回顧録で、19年12月に腕の下にしこりを見つけたが、その後「コロナウイルスが流行し、すべてがスローモーションになり停止した」と、受診や治療が思うように進められていないことを明かしていた。