2012年に48歳の若さで死去した米歌手ホイットニー・ヒューストンさんと俳優ケビン・コスナー(66)の主演で大ヒットした映画「ボディーガード」(1992年)が、ハリウッドでリメークされることが明らかになった。

ヒューストンさん演じるトップスターとコスナー演じるそのボディーガードのロマンスを描いた同作は、その年の最低映画賞にノミネートされるなどの評価は高くなかったものの、最終的に世界興行収入でその年の2位になる大ヒットとなり、ヒューストンさんが歌う主題歌「オールウェイズ・ラヴ・ユー」も大流行した。

米バラエティー誌によると、出演者やストーリーなど詳細は明らかになっていないが、女優テッサ・トンプソンと俳優クリス・ヘムズワースのコンビや歌手カーディ・Bと俳優チャニング・テイタムの名前が主演候補にあがっているという。監督も未定だが、脚本は演劇「ザ・インヘリタンス」などブロードウェーで活躍する脚本家マシュー・ロペス氏が担当することが発表されている。

「ボディーガード」は12年に英ロンドンで舞台化もされており、16年には全米ツアーも行われている。リメーク映画の製作は以前からうわさされていた。

同作で女優デビューしたヒューストンさんは、12年に薬物の乱用による不慮の事故で宿泊していた米ビバリーヒルズのホテルで溺死し、世界に衝撃を与えた。(ロサンゼルス=千歳香奈子通信員)